トレンドの強弱を数値化することで無駄なエントリーが激減する

数値化

強いトレンドに乗るのは難しい

「FXで儲ける方法は何か?」

そんな方法が簡単にわかったら、苦労しないよ・・。と突っ込まれた方が大半だと思われますが、実は方法は非常にシンプルです。

これは、上級者はもちろん実施していますし、FX初心者であっても「できるかできないか」は別として、チャートを眺めていれば、感覚的にその方法はすぐに気が付きます。

結論を言いますと「FXで儲ける方法」それは・・「強いトレンドにのれるか」これだけです。

「そんな当たり前のこと知っているよ!」と、またまた突っ込まれた方がいらっしゃると思いますが・・

しかし、FXをやっている方であれば当たり前のように理解している「強いトレンドにのる行為」が簡単なようで非常に難易度が高く、苦労している方が多いのも事実です。

 

トレンド相場で考えられる2つの悩み

2つの
トレンド相場の悩みの種は大きく分けて2つ考えられます。

1.トレンドが発生したと思って売買したらダマシだった。
2.トレンドが発生している相場でどのタイミングで売買すればいいのか分からない

さて、この2つの悩み、どちらがより深刻でしょうか?

「2」の場合、エントリーのタイミングが分からないだけであって、トレンド相場を掴むことはできています。ですから、しっかりと検証を繰り返し経験を積めば、適切なタイミングをはかる事ができるようになり、この悩みはやがて解消されるでしょう。

しかし、深刻なのは「1」の場合です。「1」は、そもそもトレンド相場を把握できておらず「レンジ相場」でエントリーしてしまい、ダマシにあってしまうパターンです。日々トレードしていれば、もちろんこのようなダマシに合うケースもあるでしょう。

しかし、この場合において最も問題となるのは、ダマシに合うトレードの回数が増えれば増えるほど、やがて「本物のトレンド」に躊躇なくエントリーをすることができなくなってしまうことです。

相場は一般的に「レンジ7割、トレンド3割」と言われるように「本物のトレンド」はなかなか訪れることはありません。

トレンド相場が少ないなかで、既にレンジ相場で何度も損切りを繰り返し、精神的にも金銭的にも疲弊しているトレーダーは、肝心なチャンス相場に参入することができないのです。

また、根拠に乏しい無駄なエントリーを繰り返した結果、疑心暗鬼で相場に参入すると、利益も引っ張れずにすぐに決済をしてしまう可能性が高くなります。

さらに言いますと、毎回機械のように正確に損切りを行っていれば、傷は浅くて済みますが、連敗が続いてしまうとやがて心が折れてきます。
そして、「1回くらいは建値付近に戻ってくれるだろう。」という安易な感情が生まれることになります。

しかし、その1回の間違いが相場からの退場を誘発してしまうのです。それが厳しい相場の世界なのです。

つまり、ダマシに合う回数が増えるということは、勝率の悪化を招くとともに精神的な負担を抱えることになりますので、経験と強い精神力がなければ、FXで安定した利益をあげることは難しくなってしまうのです。

 

強いトレンド相場では手法はそれほど重要ではない

強い

そもそも強いトレンド相場を高確率で発見できれば、極端なことをいうと手法はさほど重要ではありません。

エントリーが多少あまくなっても、トレンド初動で売買できれば一時的に含み損を抱えても、黙ってポジションをホールドしていればやがて含み益になっていきます。

たとえば、エリオット波動論は「上昇5波、下落3波」と言われますが、この波動を意識した簡単なルールを取り込むなど、少しの工夫で天底掴みをしないルールが出来上がります。

つまり、ダマシが少ない「強いトレンド相場」を見極める「分析力」がFXで結果を残すためには、きわめて重要であることがわかります。エントリーをする前の準備段階で既に結果は決まっているのです。

 

釣り人は待つのが仕事

釣り人

下記は有名な「釣り人」の格言です。

「釣れない時は魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい」

これは、魚が釣れない時こそ考える事の大切さを説いている言葉です。

釣りは、針に魚がかかって釣り上げる時間よりも、針に魚がかかるまで、ただじっと待っている時間の方が長いのです。

稚魚を釣るのは簡単ですが、大物を釣り上げるには当然難易度が高くなります。

大物を狙っていて、ちっとも釣れないからといって下手に釣り竿や餌を変えてしまっては、本来釣れていたはずの大物が釣れなくなってしまう恐れがあります。

また、大量の稚魚を釣っているうちに自身の体力が消耗してしまい、いざ大物を釣る時に万全の態勢で臨めないかもしれません。さらに言うと、釣りに飽きてしまい諦めて帰路についてしまっては、そのチャンス自体がなくなってしまいます。

つまり、じっと獲物がくるのを「待ち」その瞬間に備える時間こそが、大物を捕える為に必要な条件となるのです。

釣りの名人は、天候やその日の条件により道具やエサを変えて、明確な根拠の元に自分のポイントで魚がかかるのを待っている時間こそ楽しいと言います。

名人は、長年の経験の蓄積から仮に待ち時間が長くとも、そのかかった時間分だけ大物を狙えるチャンスが増えること、そして釣った時に大きな喜びを得られることを分かっているのです。

 

トレーダーも同じ!強いトレンド前に疲弊しても仕方がない!

疲弊

これは、FXでも同じで「待つ時間」こそがトレーダーにとって最も重要な工程になります。

上述した頻繁にダマシにあってしまうトレーダーは、とにかく「待てない」という性質を抱えています。

大物、つまり強いトレンドを狙っているのであれば、トレンドが出るまではエントリーをしたくなっても「じっと耐える」必要があります。
そして、ここぞという時に体力(資金)を投入すれば効率の良いトレードを実現することができるのです。

トレンドが出る前に、無駄なエントリーを繰り返し体力と精神を消耗していては、肝心な時に適切な行動をとることができなくなってしまいます。

ほとんどのトレーダーは、この相場の本質に気が付いているはずです。しかし、市場が24時間開いている為替市場だからこそ、この「待つ」という行為は、言うほど簡単ではなく多くのトレーダーの課題となっているのです。

「分かっているけどエントリーしてしまう。」また「終わって(損切りして)から気が付く」というのが大半のトレーダーの現実であり、逆に言えばこのトレンド強弱の判断さえクリアすれば、安定した成績を残すことができるはずです。

 

トレンドの種類はさまざまある

さまざま トレンドの強弱を判断する方法はさまざまあります。ローソク足の長さで判断している人もいるでしょうし、移動平均線の角度で判断している人もいるでしょう。また、サポートやレジスタンスをブレイクした瞬間を「トレンドの発生」と定義している方もおります。

ただ、これらの問題点は実際のトレンドの強さを「数値化」できないことです。

トレンドといっても、さまざまな形があります。ノーストップで上がり続ける相場もあれば、押し目を作りながら徐々にゆっくりと上昇するトレンドもあるのです。

トレンドの種類は大きく分けて「弱トレンド・中トレンド・強トレンド」の3つに定義することができます。

この3つのトレンドを感覚的な判断ではなく、より明確化することができれば、その時々の最適な対応方法を検討することが可能になるはずです。

しかし、このようなトレンドの強弱を正確に分類するためには、はっきりとした基準を設ける事が絶対条件です。
その明確な判断基準となるのが「トレンド強弱の数値化」になります。

 

トレンドの強弱を数値化するメリット

数値化

トレンドの強弱を数値化することによる最大のメリットは、その場面に合わせた手法を使い分けることができるようになることです。

たとえば「強トレンド」の場合は1分足の押し目を狙い、「中トレンド」の場合は5分足の押し目を買うなど、時間軸で区切ってもよいですし、テクニカル分析自体を変えてもよいでしょう。

また、トレンドを数値化することで、FXで長期的に安定した収益をあげていく為に最も重要となる「検証作業」を効率よく行うことができるようになります。

たとえば、1.0(トレンドの強弱を表す数値)上昇強トレンドの時に「A手法」は勝率は良いがエントリー回数が少ないので、多少勝率が悪くなってもいいから、もう一つ手前でエントリーしてみよう。などPDCAサイクルを回せることで、より手法が洗練されていく検証作業が可能になるのです。

 

複数の時間足のトレンドを確認するのが面倒な方におすすめ!

トレンドが発生したといっても、確認する時間軸によって形は異なります。5分足や15分足で見ると、強トレンドであっても日足でみると「レンジ内」での動きであったというように、慎重を期す為には「それぞの時間軸」でのトレンドを把握する必要があるのです。

しかし、本業の合間をぬってFXを行っている「個人投資家」がほとんどですから、このような確認をその都度行うというのは非常に時間と手間がかかるものです。

長期足と短期足のトレンド一致が「最良」であることはわかっていても、その面倒臭さ故に確認の工程を省き、無駄なエントリーを繰り返すことになっている方も多いのではないでしょうか。

そんな忙しいFX兼業トレーダーの方にオススメしたいのが、当サイトへの「会員登録」で使用することができる、高機能で視覚的にパッと見でトレンドを判断可能な「21通貨ペア対応のトレンド強弱ランキングツール」です。

このツールを使えば、その日、その時間帯で最も強いトレンドが出ている「通貨ペア」をランキング形式で一瞬で確認することができます。

また、トレンドの種類が数字で表されますので、自分の手法においてエントリーしても良い場面なのかを判断することができる非常に便利なツールです。

「21通貨ペア対応のトレンド強弱ツール」は下記の記事で、特徴や仕様をまとめておりますので是非ご覧いただければ幸いです。

 

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