2日のニューヨーク株式市場は、米国の雇用統計が市場予想を下回ったことを受け、大企業で構成するダウ工業株平均が続伸した。終値は前日より72・66ドル(0・39%)高い1万8491・96ドルだった。
2日に発表された8月の米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」の伸びが市場の予想に届かなかった。米国の追加利上げの時期が遠のいたという見方から、株式を買う動きが優勢になった。ダウ平均は一時、前日の終値に比べて120ドル以上値上がりした。ただ、利益確定の売りも目立ち、上げ幅は限られた。
ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、前日より22・69ポイント(0・43%)高い5249・90で取引を終えた。(ニューヨーク=畑中徹)
[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース NYダウ続伸、72ドル上昇 雇用統計が予想下回る