XMには888倍というハイレバレッジの影にかくれてあまり目立たないものの、非常に大きなメリットを享受できる口座が存在しています。それがECNを利用した「ゼロ口座」です。
この「ゼロ口座」は電子商取引を利用して売買をマッチングしますので、とにかくスプレッドが狭く、しかも確実に約定するのが魅力です。
国内の原則固定のスプレッドを提示する業者よりも、有利に売買ができることもあるかなり魅力的な口座となっています。
レバレッジの最大は500倍に制限されますが、ドル円、ユーロドル、ユーロ円といった国内の個人投資家が積極的に扱う通貨ペアではスプレッドが狭いです。
値幅が狭い膠着した相場状況でも多少の動きで確実に利益を積み上げていくことができることから、最近のドル円の週単位でも「今世紀最小の値幅」といった厳しい状況でさえしっかり取引ができるようになっているのです。
※まったく動きがない最近の相場
ECNのメリットは国内ではまだまだ知られていない
国内では「ECN口座」というのは足もとでは事実上すべてなくなっていることから、これを経験したことがないユーザーがほとんどです。
原則固定というスプレッドは国内業者が作り出した「架空の世界」であり、実際の電子商取引はもっとダイナミックで狭いスプレッド設定から大きな利益機会を得ることができるようになっているのです。
一度実際に取引してみますとその威力を確実に感じることができます。
本来FXの売買スプレッドは需給の関係に常に左右されて広がったり狭まったりするものですし、売買の板でどこにどれぐらいの売りと買いのオファーがあるのかがわかることも重要です。
こうした要件をすべて満たしているのがXMのECNでありXMはあくまで売買に対して別に取引手数料を加算してきますとので、実際の取引にはなんら関与しない点も非常に透明性の高い取引といえます。
海外業者ではほとんどのところがこのECNを設定していますが、日本ではまったく流行らず導入の兆しすら感じないのはやはりかなり国内FX市場が特殊であることを物語っているといえます。
日本では世界の標準的取引が理解されていない残念な状況
国内で人工的につくられた原則固定の狭いスプレッドで取引をしていますと、海外業者のスプレッドは総じて広いものと感じがちですが、実はこの「原則固定」というわけのわからないものは世界的には存在しないものであることをしっかり理解する必要があります。
国内業者でも原則固定が適用になるのはせいぜい10万通貨レベルまでであり、100万通貨などでどんどんオーダーを出し始めると全く約定しなくなります。
それもそのはすで限られた金額の取引だけ事実上呑みのような形で示現しているのが原則固定ですから大口の取引をしかけたとたんに引き受けられなくなり約定しなくなる事態に陥るのです。
したがって原則固定というスプレッドは非常に限られた数量の取引にだけ適応するプロモーショナルな条件であり、そもそも大口取引には対応できないことをよく理解しておく必要があります。
一時は国内でもこうしたECN取引を導入した業者がいたのですが、足元では完全にそういう動きはなくなっており、原則固定スプレッドがマジョリティとなっているのが現状です。
ただ、世界的には狭いスプレッドということならばECN口座で取引することがもはや当たり前の世界になってきているのです。
これが普及しないのはやはり国内の店頭FX業者が、積極的に導入に踏み切らないことが大きな要因となっていることは間違いなさそうです。
恐らく利益的にもなにか「不都合な部分」があるとしか思えない状況です。
海外業者を利用する日本人は徐々にECNを利用
こうした中で海外業者を利用する日本人の個人投資家の中には、徐々にECN口座のメリットを理解して積極的に利用しようとする向きが増えているようです。
したがってXMでもこの「ゼロ口座」を開設する方はかなり増えているといいます。
XMの場合ありがたいことに「最大8つ」まで口座を開設することができますから、スタンダードやマイクロ口座を開設しても必要があればゼロ口座も追加開設することが可能ですので、試しに使ってみるという方が増えているものと思われます。
海外口座の本当のメリットに気が付き始めた方が多くなってきているということなのでしょう。
XMの「ゼロ口座」の場合ボーナスの支給がないなどのデメリットもあるわけですが、それよりももっと本質的な取引条件の良さを選ぶトレーダーが増えているというのはブローカーのサービスのことについてもよく理解できている人が増え始めていることを示唆していると思われます。
スキャルピングなどを主体にしたトレードをするのであればこの「ゼロ口座」は絶対おすすめであり、とくにユーロドル、ユーロ円では国内の業者にはない機動力を発揮してくれることになります。
海外FXで取引をするなら一度は試してみたいのがこのECNのゼロ口座なのです。