国産米価格への影響なし 輸入米問題で農水省調査

農林水産省は4日、国が管理している輸入米の売買入札を巡り不透明な取引があった問題で実態調査を進めた結果、「調整金」と呼ばれるリベートを使った取引で国産米の市場価格が下落するなどの影響は確認できなかったと報告する方向で最終調整に入った。これまでの国産米価格の推移を精査した結果、リベートとは関係なく、国産米そのものの需給に応じて変動していると結論付ける方向だ。

7日にも公表する。政府、与党は調査結果の公表を踏まえ、14日にも衆院の環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で協定の承認案と関連法案の審議に入りたい意向だが、民進党の反発は必至で、曲折も予想される。

[紹介元] 東京新聞 経済面 国産米価格への影響なし 輸入米問題で農水省調査