COMEX金12月限終値:1326.70↑9.60
2日のNY金先物は続伸。1307.40ドルを安値に、一時1334.00ドルまで上昇した。米国の8月雇用統計の発表に向けて、警戒感から金の売りが先行。しかし、発表後は非農業部門雇用者数が予想を下回る15.1万人増にとどまったことで、米FRBの9月利上げの可能性後退の見方から、金の買いが急速に強まった。
その後、根強い利上げ観測にドルが反発したことから、金は割高感による売りに転換。上昇幅を縮小したが、ドル買い一服後は1320-1325ドル付近で底堅い推移になった。
原油:反発、増産凍結期待や米利上げ観測後退で買いNYMEX原油10月限終値:44.44↑1.28
2日のNY原油先物は反発。43.74ドルから44.67ドルまで上昇した。ロシアのプーチン大統領が増産凍結協議の合意に期待を示したことが、引き続き材料視された。また、米国の8月非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで、FRBの9月利上げの可能性後退の見方が強まり、原油の買いが加速するかたちになった。
終盤に米ベーカー・ヒューズ社が国内の石油掘削装置(リグ)稼働数を発表。稼動リグ数が前週比1基増の407基だったことで売りがみられたが、その後買いが再開され2日の高値をつけた。
[紹介元] ザイFX! 為替のとれたてニュース 金:続伸、米9月利上げの可能性後退の見方から買い