ユニー・ファミマ、上田社長が辞任 後任に高柳氏

ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)は3日、上田準二社長(70)が取締役相談役に退き、伊藤忠商事副社長でユニー取締役も兼ねる高柳浩二氏(65)が社長に就く人事を発表した。3月1日付。長くファミリーマートのトップを務め、ユニーグループHDとの統合でリーダーシップを発揮した上田氏の退任で経営体制は大きく変わる。

上田氏は5月の株主総会で取締役も退く。高柳氏は伊藤忠でエネルギー部門を長く担当。15年4月から食料カンパニーのプレジデントを務め、ファミマとユニーの統合にも関わった。

3日の記者会見で高柳氏は「伊藤忠での経験を生かし、グループのシナジーを追求したい」と述べた。今後はコンビニブランドの「ファミリーマート」への一本化に加え、不振の総合スーパーの立て直しも課題となる。

上田氏も伊藤忠出身で、00年ファミマに移り、02年から社長、13年から会長。「セブン―イレブン」や「ローソン」との競争を繰り広げ、「am/pm」や「ココストア」を買収。ファミマを「コンビニ3強」の一角に定着させた。

ユニーとの統合では難航した交渉をまとめ、昨年9月、持ち株会社の社長に就任したばかりだった。上田氏は会見で退任の理由について、「(統合が)順調にスタートし、高柳氏ならさまざまな課題を乗り越えてくれると確信した」とし、「70歳になり、もう思い残すことはない。(社長を)続ければ結果的に晩節を汚す」と語った。

コンビニ各社は、仕入れで関わりが強い大手商社との関係を強化しており、三菱商事はローソンを子会社化する。ユニー・ファミマでは伊藤忠が約34%の株式を持つ筆頭株主。新体制では、伊藤忠との連携で収益力を強化できるかも問われそうだ。(和気真也、大隈悠)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース ユニー・ファミマ、上田社長が辞任 後任に高柳氏