ドル売りの流れに

※忙しい人のサマリー ドル売りの流れに 日銀、長短金利コントロールという新機軸の金融政策決定 FOMCは予想通り据え置き 日銀後は乱高下、深堀見送りで円買いから、一気に円安に転じ 黒田総裁会見で調整 FOMC後はドル売りが強まる 【21日の市場】  日銀金融政策決定会合結果発表までは、イベントを控える中で、荒っぽい値動きを見せるなど、緊張感が見られた。  日銀会合の発表は自国未定とはいえ、大多数が12時台で発表されているが、その時間帯を過ぎるなど、発表が遅くなる中で緩和期待が広がり、円売りが優勢に。  発表直後はマイナス金利の深堀見送りで瞬間的に円買いも、その後円売りが強まる展開となった。  長短金利操作付き量的質的緩和の導入という新しい日銀の施策をいったんは好感した格好となった。  もっとも黒田日銀総裁が記者会見を行う15時半前後から調整が目立つ展開となった。総裁発言は強い緩和姿勢を市場に抱かせるものではなく、総括的検証に対するコメントも外的要因を強調するなど、効果が出てこなかったことへの弁明に見えたことがマイナス要因となった。  ドル円は発表前の水準まで戻し、さらに押される場面も見られたが、発表後の安値には届かずという流れに。  FOMCは事前見込み通り金利据え置き、ドットチャートは12月の利上げが本選という見通しを裏付けるものとなったが、3人のメンバーが年内据え置きを見込むなど、強い利上げ姿勢を示すことができず、ドル売り。今年と長期のGDP下方修正なども重石となった。  ドル円は100円台前半まで下落。ユーロやポンドに対してもドル売りの流れに。  【22日の市場】ドル売り続く  東京が休日となる中、ドル売りの動きが鮮明に。ドル円は東京不在のアジア時間に一時100円10銭近辺まで下げ、その後100円台前半の安値圏推移に。  海外市場に入ってもドル売りの流れが継続。ドル円は少し調整が入り100円台半ば超えも、ユーロドル、ポンドドルなどでドル売りが続いた。NY市場に入って、調整が強まり、ドル円は100円80銭台まで回復、ユーロドルなどが高値から値を戻すなど、欧州通貨買いドル売りの流れも落ち着いたが、ドル安の意識は継続していた。 【NY市場】 【本日の見通し】ドル安方向意識  FOMC後のドル売りの流れが継続している。ドル円は100円台前半から後半に値を戻しているが、依然として下方向のリスクを意識。日銀会合は直後の反応こそ円安に振れたものの、今後の緩和拡大路線を強く意識させるものではなく、中期的な円安効果は微妙という認識が広がっている。FOMCの利上げ見送りは事前見込み通りではあったものの、市場に一部期待感があったようでドル売りに。ドットチャートで年内据え置きが3名いたことが、12月本線との見通しを後退させており、ドルの頭を押さえる展開となっている。  もっとも週末を前に一気にドルが崩れる流れにも見えない。いったん100円割れを回避したことで、下を突っ込んで売ることに慎重な姿勢も。今日は目立った米指標もなく、売りが強まる材料にも欠けている。ユーロドルの1.125台半ばからやや調整が入るなど、他の通貨に対しても、突っ込んだドル売りには少し慎重。  100円台後半を中心にしたレンジを中心に、来週にかけて下方向を試すタイミングを計る展開か。 【本日の戦略】戻り売り  ドル円は101円台での戻り売りを意識。週末をはさんであまり低いところのポジションを持ちたくない。100円割れを今日トライする流れになるかどうかは微妙なため、できれば101円台でのポジション作成、102円台に乗せてから止める印象。  デイトレはもう少し細かく流れに乗っての売り買い。100円台後半を売れるかを確かめる流れ。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク ドル売りの流れに