移動平均線乖離率で強弱を把握@FX専業トレーダー

海外FXで効果が発揮できそうな、短期的なFX手法をピックアップして紹介しております。

この手法は当サイトと管理者が同じである「FX Works」から引用しております。
手法の概要等は右記のページからご覧ください。⇒ https://fx-works.jp/kairi-kyoujyaku/

 

11日に様々な手法を使い、多いときで30回以上の取引をする専業トレーダーです。月の利回りで損失を出すときも年1~2回ありますが、年間の利回りですと安定しています。

これ1本で生活しようと決意した頃は、プレッシャーに圧し潰されてしまい、ストレスで胃に穴があきました。入院してしまう程重症でしたが、それが返って良かった。2週間の入院が、頭を冷却するよい期間になり精神的に成長しました。

毎日取引していれば、自分の思い通りにならない事がほとんどです。相場が自分の思い通りになるという「上から目線」がストレスを溜め込む一番の原因。

最初から、負けを覚悟して臨めば1回の取引に精神的な比重が掛かることはない。FXで儲かっていたから、専業トレーダーになったわけですが、以前は、FXを副業として見ていたので、割と簡単な思考でトレード出来ていました。精神的な余裕とでも言いましょうか。

ですから、現在進行形で思うことですが「専業」という立場は想像以上に重いということですね。

 

トレンドフォローとBOXの両方

2私のトレードスタイルは2つ。トレンドフォローとボックス狙いです。つまり、どのような相場展開にも対応できる用意をしています。

「今日」の相場が「トレンド」になるのか?それとも、「BOX」になるのか?を予め、数日間の値動きから予測するところから一日のトレードを始めます。

そして、その戦略の元に使う手法を決定します。今回投稿させていただく記事に関しては、トレンドフォローで使っているものを紹介します。

 

トレンドの把握は移動平均線乖離率

3最初に、最も買われている通貨ペア。最も売られている通貨ペアが何なのかを調べます。

調べるために使うテクニカル分析が「移動平均線乖離率」です。移動平均線乖離率の一般的な使い方は、逆張り指標です。売られすぎ、買われすぎをパーセントで表すのが、この分析方法であり、数値でエントリーの判断が可能になります。

ただ、私の場合は逆張りには使わずに、順張りとして利用します。

米ドル円、ユーロ円、ユーロ円ドル、豪ドル円、豪ドル米ドル、ポンド円、ポンドドルの7種類から、その日の最も買われている、最も売られている通貨ペアを選択。

その指標として「移動平均線乖離率」を使用するのです。乖離率の確認は「日足」で行います。ただ、持ち合いの相場で乖離率を確かめても意味がないので、視覚的にしっかりとトレンドが出ている通貨であることは言うまでもありません。

その上で、その日トレンドフォロー型手法で取引を行う通貨を決定します。

※日足チャートで把握

4

 

水平線までの押し目を待ってエントリー

5ここからは、ロングポジションを取ると仮定してスキャルピングのフローを書いていこうと思います。

日足で移動平均線乖離率を確認して、最も強い通貨ペアをみつけたら、次に見るのは1分足。

1分足のサポート・レジスタンスに水平線を引いて、そのラインを抜ける度に強気でロングポジションを持ちます。

これは、1分足の実体抜けをまずは確認。注意点としては、ここではまだ動きません。既に引いてあるレジスタンス水平線を消さずに、そのままにしておいて、レジスタンス水平線までの下がりを出るまでは待機します。そして、水平線に触り反発をしたならばロングとなります。

※エントリーイメージ

6

 

損切りと利益確定の設定

7損切りは、エントリー後にすぐ下の安値に置きます。1分足ですので、ドル円だと5pips以下で切れることがほとんどです。

利益確定は、ボラティリティによって変わってきますが、平均損切り値の2倍以上の確保が必須となります。トレンドフォローの手法であり、直近のレジスタンス抜けを確認しておりますので、難しいことではありません。

1分足で強い陽線が続いた場合は、出来るだけ利益を伸ばす施策を取りますので、あえてリミットは設けません。最低限2倍以上の利益を求め、チャンスがあれば大きな利益を追うのが得策です。

※決済イメージ

8

 

1.5倍マーチンゲール

9この手法の特徴は、損切りをされる度にロット数を1.5倍にすることです。

1ロットから始めた場合は「1→1.5→2.3→3.8→5.7…」とロット数を増加していきます。

マーチンゲールはナンピンの手法で使う人が多いですが、私はリスクを考えて損切りをしっかりと行いつつ、マーチンゲールによって保険を掛けています。

何故1.5倍なのか?マーチンゲールといえば、2倍だろうと思った方もいらっしゃるでしょう。

2倍では、精神的なプレッシャーが多くなることと、今まで経験したことがないような、相場になった時に冷静な対応が出来なくなることを自分自身が分かっていることから、あえて1.5倍にしています。。そこもリスク管理を考えてのことです。

最初のレバレッジが高すぎれば、マーチンゲールは破綻する可能性がありますので、資金量に応じて何倍まで許容できるのかを計算して、しっかりと考えて運用してください。

 

ドローダウンにくじけないこと

10前述しましたように、まずは、移動平均線乖離率で強い/弱い通貨を発見するところから始まります。

この時点で優位性がある方向にポイントを絞り、更にレジスタンス・サポート抜けを確認。更に押し目や戻りを待ってから、エントリーしますので、確認作業が多くて手間はかかりますが、明確な根拠があるトレードが可能になります。

ここまでやっても「大きなドローダウン」に立ち会ってしまう事もあります。損切りを全くしない投資であれば別ですが、損切りを取り入れるのであれば、大きなドローダウンというのは、どんな手法を使っていても避けては通れません。

ですから、損切りされてもくじけないことです。間違った事をやっていなければ報われる日がきます。

後は、1つの手法に限定せず「トレンド」「ボックス」に応じて様々な武器を持つことで、リスクを分散させることができます。それも投資で収益を得るために重要な考え方だと思います。