■LDNFIX=ドル軟調、ドル円は101円半ばまで下落先行

 NY序盤はドルが軟調だった。欧州タイムに強まった円買いに加えてドルが重みを増し、ドル円は一時101.58円と13日以来、4営業日ぶりの安値水準をつけた。ただ、日本時間23時発表の米9月NAHB住宅市場指数は65と、市場予想の60や前月の修正値59から改善。ドル円の下げ渋りに寄与した。その後、一時伸び悩む場面もあった原油相場が持ち直し、底堅く寄り付いた米株が堅調に推移。市場のリスク回避姿勢の後退を誘った。ドル円は下げ渋り、101.80円付近に戻した。21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることもあり、一方的にドルの売り買いが進みにくい面もあるようだ。
 欧州通貨は対ドルで買いが先行した。ユーロは対ポンドでの買いも強め、ユーロドルは1.1198ドルまで上値を伸ばし、ユーロポンドは0.8540ポンド付近から0.8560ポンド台までユーロ高・ポンド安に。ポンドドルは1.3091ドルまで上昇した後に伸び悩んだ。一方でユーロ円の戻りは113円後半と、ドル円のさえない推移に足を引っ張られ鈍かった。ポンド円は133円付近で上値が重かった。
 オセアニア通貨も対ドルでじり高。豪ドル/ドルは9日以来の高値0.7573ドル、NZドル/ドルは0.7326ドルまで一時上昇。ただ、クロス円は円高が重しとなり、豪ドル円は77円近辺、NZドル円は74円半ばで伸び悩んだ。

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