ロンドンフィックスにかけてドルは買い優勢

 ロンドンフィックスにかけてドルは買い優勢。発表された米8月小売売上高は、総合・コアともに市場予想を下回ったほか、同生産者物価指数(PPI)の伸びは引き続き鈍かった。新規失業保険申請件数や9月フィラデルフィア連銀製造業指数は予想より強く、全体的には強弱混在だったものの、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ観測はいっそう後退している。ドル円は一時101.94円までドル売りで反応。しかしその後は切り返し、一転して102.76円までレンジ上限を拡大させる展開。米長期債利回りは1.66%付近へ下振れたあと、1.74%手前まで上昇幅を拡大させた。米国の主要な株価指数は総じて上昇しており、金融政策に関する思惑を背景とするなら整合性に欠ける。こじつけ的な解釈よりは、日米の政策イベントも警戒した、市場ごとのフローが影響したとの見方がしっくりくる。
 ユーロドルは先行したドル安で1.1284ドルまで上振れたが失速。豪ドル/ドルは0.7507ドル、NZドル/ドルは0.7317ドルを高値に伸び悩んだ。ユーロ円は115.43円、豪ドル円は76.86円、NZドル円は74.78円、加ドル円は77.94円までレンジ上限を拡大。ドル円の上昇もサポートとなった。
 ポンドドルは1.3180ドルまで下落。ポンド円は134.66円を安値に持ち直した。イングランド銀行金融政策委員会(MPC)は、政策金利と資産購入枠の据え置きを全会一致で決定した。8月の緩和が前向きな影響を及ぼしているとして、物価や消費に楽観的な見方を示している。5月に成立した中銀改革法に基づき、MPCは今後、6週に1回のペースで開催される。次回の政策発表は11月3日。

[紹介元] ザイFX! 為替のとれたてニュース ■LDNFIX=米指標に冴えない内容散見もドル高・米債安