不振の百貨店事業を再編し経営資源を首都圏の旗艦店に集中

流通大手セブン&アイ・ホールディングスは6日、傘下の百貨店そごう・西武が持つ大阪、神戸の3店舗を、関西が地盤のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングに売却することを柱とする資本業務提携を結んだと発表した。不振の百貨店事業を再編し経営資源を首都圏の旗艦店に集中。京阪神の店舗網拡充を目指すH2Oと思惑が一致した。セブン&アイはコンビニ事業の出店も抑制し、グループ拡大路線から転換する。

関係強化のため約57億円分の発行済み株式を互いに持ち合う。セブン&アイの構造改革が百貨店業界の再編に発展した。

[紹介元] 東京新聞 経済面 セブンとH2O提携、株相互取得 そごう西武、関西3店売却