24日早朝のオセアニア外国為替市場はユーロが買われ、ドルに対して一時1ユーロ=1・09ドル台をつけた。昨年11月以来、約5カ月半ぶりのユーロ高水準になった。
フランス大統領選の第1回投票で、欧州連合(EU)やユーロ圏の統合深化を訴える中道のマクロン前経済相が首位になり、決選投票に進出する見通しになった。EU離脱の国民投票を唱える右翼・国民戦線(FN)のルペン党首と、ユーロに代わる新通貨導入も選択肢に掲げる左翼メランション欧州議会議員が決選投票で争う構図は避けられる見通しになり、投資家の不安心理が和らいだ。(ロンドン=寺西和男)
[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース ユーロ5カ月半ぶり高値 仏大統領選の決選見通し受けて