財務省が1日発表した4〜6月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の経常利益が前年同期比10・0%減の18兆2639億円、売上高も3・5%減の307兆3674億円で、ともに3四半期連続の前年割れとなった。円高や世界経済の減速傾向が響いた。
設備投資は3・1%増の9兆3145億円と13四半期連続で増えたが、伸び率は1〜3月期(4・2%)より鈍化した。
3四半期連続の減収減益は東日本大震災後の2011年4〜12月以来となる。ただ、経常利益の金額は過去2番目の高水準で、財務省は過去最高だった前年同期との比較で減益になったと説明した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 全産業、3期連続減収減益 4〜6月の法人企業統計