極度の貧困7億6千万人、13年 世銀推計、人口の10・7%

【ワシントン共同】世界銀行は2日、2013年時点で、1日1・9ドル(約190円)未満で暮らす「極度の貧困層」が世界全体で7億6700万人に上り、全人口の10・7%を占めるとの推計を発表した。中国やインドネシア、インドなどの状況改善が寄与し、12年比では1億1400万人減少して、比率は1・7ポイント低下した。

極度の貧困層の割合は減少傾向が続いており、15億人超だった02年から10年ほどで半減した。ただ世銀のキム総裁は、世界経済の不振などが響き「30年までに極度の貧困をなくす国際社会の目標は達成できない恐れがある」と懸念を示している。

[紹介元] 東京新聞 経済面 極度の貧困7億6千万人、13年 世銀推計、人口の10・7%