※忙しい人のサマリー ドル売り優勢 年内利上げ期待後退の流れ継続へ 英小売売上予想外に強く、ポンド急騰の場面見られる 【東京市場】円買い優勢 ドル円は100円を挟んだ攻防。朝方はポジション調整による買い戻しが主体となってドル円も100円台を回復。13時半から財務省と金融庁、日銀による国際金融に関する会合が開催されるとの報道が介入への期待感を誘い、買い戻しにつながった面も。もっとも、会合後のリアクションは特になく(当たり前ではあるが)99円台後半に戻しての推移に。 【ロンドン市場】英小売売上高堅調 英小売売上高が前月比+1.4%と予想の+0.1%を大きく上回り、前回6月の-0.9%から急回復した。ポンド安による海外からの需要増が寄与したとみられポンドは一気に上昇。 ポンドドルは1.30台後半から1.31台後半へ。対円では130円台から132円台乗せまで上値が見られた。ドル円もポンド円の買いに100円台半ばを回復も、その後少し戻してもみ合い。 【NY市場】100円割れ試す 100円割れを試すなど頭の重さが見られた。ダドリ―NY連銀総裁会見も目立った新味なく反応薄い。 早期の利上げ期待が後退した流れが継続しており、ドルはほぼ全面安基調に。 【本日の見通し】ドル売り円高基調継続 前日の海外市場、ダドリ―NY連銀総裁の講演は先日と同じく雇用市場への自信と景気回復の流れを示し、早期利上げの可能性を示したが、市場の反応は鈍かった。 100円割れへの抵抗感が鈍っており、じりじりと円高方向への圧力が高まる展開に。 浅川財務官のけん制発言も続くが、 ユーロドルが1.13台にしっかり乗せるなど、ドル全面安の動きだけに、円高警戒だけでは今のドル円の流れを崩すのは難しいか。 100円台半ばからの重さを意識しつつ、99円台半ば割れを試す展開となりそう。 【本日の戦略】戻り売り ドル売りの流れは当面続きそう。ただ介入警戒感もあり、無理は禁物。ストップを確実において、控えめに。ただ、買いからはリスクが高いとみている。 デイトレは売りからの回転。100円台での売り、99円台買い戻しを基本に、レンジがどこまで下にずれてくるか。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
英小売売上予想外に強く、ポンド急騰の場面見られる
[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク 英小売売上予想外に強く、ポンド急騰の場面見られる