COMEX金12月限終値:1325.90↑1.30
26日のNY金先物は反発。1346.00ドルまで上昇した後、いったん売りに転じ、一時1321.20ドルまで下落した。イエレン米FRB議長がジャクソンホールでの講演で、「米利上げの論拠は、この数カ月で強まった」とする一方、「緩やかな利上げは適切になると今も考える」と述べたことを好感し、金の買いが先行したもよう。
その後、米FRBの年内利上げ観測を受けてドルが全面高になったことから、割高感による売り圧力が高まり、金はいったん下落。しかし、ドル高一服を受けて買いが再開され、プラス圏に戻した。
原油:続伸、中東有事報道などで買い、米リグ数は横ばいにNYMEX原油10月限終値:47.64↑0.31
26日のNY原油先物は続伸。46.94ドルから48.46ドルまで上昇した。「イエメン軍がサウジアラムコの石油施設にミサイル攻撃」との一部報道、イエレン米FRB議長の緩やかな利上げ発言で一時ドル売りになったことで、原油は買いが強まった。
その後、サウジアラムコが、「石油・ガス・製油事業は通常通り操業している」と発表。また、米FRBの年内利上げ観測拡大を受けてドル高になったことから、原油は上昇幅を縮小した。米ベーカー・ヒューズ社発表の国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は横ばいであった。
[紹介元] ザイFX! 為替のとれたてニュース 金:反発、米FRB議長発言「緩やかな利上げは適切」を好感