ソニーが2日発表した2016年4〜12月期の連結純利益は前年同期比80・7%減の456億円だった。将来的に市場が縮小すると見込む映画事業の価値を低く見直し、1121億円の損失を計上した。17年3月期も純利益予想を従来の600億円から260億円に下方修正した。保有株式を売却し黒字は確保する。
東京都内で記者会見した吉田憲一郎副社長兼最高財務責任者(CFO)は「反省している」と述べた。映画事業の撤退は否定した。今後は平井一夫社長が米国での映画事業にも携わり、関連する知的財産を活用したり、中国など米国以外で市場を広げたりして立て直す考えだ。
[紹介元] 東京新聞 経済面 ソニー、巨額損失で減益 4〜12月期映画事業見直し