太平洋クロマグロをめぐっては、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の加盟

絶滅の恐れのある太平洋クロマグロ(本マグロ)を保護するための漁獲規制違反が相次いでいる問題について、水産庁は3日、全国調査の結果を発表した。規制の始まった2015年以降、すでに明らかになっている長崎、三重の両県以外に、静岡、千葉、熊本などの8県で、承認を受けない漁船による操業や、水揚げ量の未報告などの事例があった。

太平洋クロマグロをめぐっては、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の加盟国に漁獲制限が課せられている。大消費国の日本での規制違反の広がりは、国際社会からの批判を招く恐れもある。(野口陽)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース クロマグロの漁獲規制違反、新たに8県で判明 水産庁