浜田参与発言、ISM非製造業の弱さなどがドル売り円買いに

※忙しい人のサマリー 浜田参与発言、ISM非製造業の弱さなどがドル売り円買いに 米国の9月利上げ期待、ISM製造、雇用統計、ISM非製造と続く弱めの指標にさすがに後退 【東京市場】浜田参与発言で急落の場面  ドル円は朝方米債利回りの上昇もあってドル買いの流れが強まった後、 浜田内閣官房参与が「日銀はFOMCの決定前に追加緩和は差し控えるべき」と発言 (9月の日銀会合はFOMCと同日であるが、時差の関係で発表はFOMCよりも前) 9月の利上げに消極的な姿勢を示したことから一気に円高が進む場面が見られた。 ドル円は103円80銭台から103円台前半へ急落、その後いったん値を戻したが高値トライの勢いがなくなり 若干頭の重い推移に。 【ロンドン市場】ドル売り優勢  ドル円に関しては、東京市場で報じられた浜田内閣参与発言が本格参加してきた欧州勢に再度材料視された形。  その他通貨に対してもドル安が優勢に。特に目立ったのはポンドと豪ドル。  ポンドに関しては、1日の製造業に続いて、昨日の非製造業の購買担当者景気指数(PMI)がかなりの好結果となり、 ブレグジット後の英企業の景気見通し悪化懸念が大きく後退したことが、ポンドの買い戻しにつながっている面も。  豪ドルに関しては、NY原油先物、NY金先物などをはじめとした商品先物市場が堅調で、 資源国通貨買いの動きが広がっていることが、買いにつながっているとみられた。 【NY市場】ISM非製造業かなり弱く9月利上げに見送り感  23時発表のISM非製造業指数が51.4と予想(54.9)を下回り、2010年2月以来の低水準に低下。特に新規受注が前回の60.3から51.4と、2013年12月以来の低水準に低下した。1日のISM製造業、2日の米雇用統計と合わせ、弱めの数字が並んだことで市場は9月の利上げへの慎重論が優勢となりドルはほぼ全面安。 ドル円は一時一時101円台に下落、その後も安値圏。ユーロドルは1.11台半ばから1.1260近辺まで急伸。 【本日の見通し】9月の利上げ期待後退  昨日23時発表された米ISM非製造業景気指数が予想を大きく下回ったことで、ドル売りの動きが一気に強まった。1日のISM製造業、2日の雇用統計に続いて、重要指標が軒並みかなり弱めに出たことで、9月の利上げ期待がさすがに大きく後退しており、直近のドル買いの流れに対する調整が入っている。なお、金利面からの9月の利上げ確率は雇用時計前後の30%から20%台に元々落ちていたが、ISMを受けて一時15%程度まで落としていた。  このところの動きが強かっただけに、売り遅れの動きが見られ、戻りの重さが意識される展開が予想される。ドル円、クロス円ともに頭が重くなりそう。日本株にも売りが入るとみられ、リスク回避面からの円買いも意識される。   もっとも欧州通貨に関しては、対ドルでの買いとある程度相殺されてくるか。ここにきてのポンドの強さがユーロなどもけん引している。米国とは対照的に景況感の改善が著しく、ブレグジット後の下げに対する調整意識が強い。 【本日の戦略】戻り売り  予想外のISM非製造業の弱さに、これまでISM製造業、雇用統計と弱めの数字が並んで持ちこたえてきた早期利上げ期待が崩れた格好。 直近の地合いがかなり強かったことで、売り控えていた向きもあり、売り遅れが少し目立つ展開だけに 戻りは限定的なものとなりそうで、戻ったところは丁寧に売りに回りたい。 デイトレも売りからで101円台での買い戻し。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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