三菱重工業が、不動産事業を手掛ける子会社「菱重ファシリティー&プロパティーズ」(東京)を売却する方向で調整していることが7日、分かった。競争力のない事業を処分して収益回復を急ぐ。売却額は1千億円規模になる見通し。
近く入札を実施して売却手続きに入る。日本の住宅メーカーなどが関心を示しているもようで、早ければ16年度中にも売却を完了させる。競争力のある事業への「選択と集中」を加速する。
グループの三菱航空機が進める国産初のジェット旅客機MRJ開発のような将来への投資を続けるためにも、子会社売却で経営基盤を強める必要があると判断した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 不動産関連の子会社売却へ 三菱重工、1千億円規模












