海運大手の日本郵船は7日、2016年9月中間連結決算で、約1950億円の特別損失を計上する見込みになったと発表した。中国経済の減速を背景に、市況の低迷が長期化していることが響いた。17年3月期の純損益予想は赤字幅が拡大しそうだ。
船舶などの価値を見直す減損損失が発生。取得予定の資産も今後見込まれる損失額を引き当てる。
特別損失の内訳はコンテナ船で約1千億円、ばら積み船で約850億円に加え、子会社が保有する貨物航空機3機の処分で約100億円の売却損が出る。
日本郵船は7月末に17年3月期の業績予想を下方修正し、純損益で150億円の赤字見通しを発表した。
[紹介元] 東京新聞 経済面 日本郵船、特損1950億円 市況悪化、赤字予想拡大へ












