財務省が11日発表した8月の国際収支(速報)によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」は、2兆8億円の黒字となった。黒字幅は、前年同月より3759億円拡大した。第2次安倍政権発足以来拡大してきた旅行収支の黒字額は、43カ月ぶりに縮小した。
輸出額は5兆3019億円(前年同月比9・6%減)で、輸入額の5兆587億円(同18・3%減)を上回った。前年同月比で原油価格が下落したため、石油や天然ガスなどの輸入額が減ったことが影響した。
海外からの旅行者に絡むもうけを示す「旅行収支」は543億円で、前年同月(752億円)よりも黒字幅が縮小した。収支の悪化は2013年1月以来、43カ月ぶりだ。
訪日外国人旅行者数は、204万9200人で8月として過去最高だったものの、1人あたりの消費額は減っている。訪日外国人の「爆買い」に陰りが出てきた。(奈良部健)
[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 「爆買い」に陰り 旅行収支、43カ月ぶりに黒字額縮小













