ジャクソンホール受けて一気にドル買い

※忙しい人のサマリー ジャクソンホール受けて一気にドル買い イエレン議長、早期利上げに前向き、 フィッシャー副議長、イエレン議長講演9月利上げの可能性と整合性 米国の早期利上げ期待一気に広がる 【東京市場】夜のイエレン議長講演待ち  イベントを控え、様子見ムード。 主要通貨は目立った動き無く狭いレンジでの取引 ドル円は100円台半ばでの推移。 【ロンドン市場】様子見継続  様子見ムードが継続。狭いレンジでの取引が続いた。 GDP前後に振幅したポンドも 大きな方向性は出せなかった。 【NY市場】一気にドル買いに  ここ数週間の注目材料、イエレン議長の講演は 「この数ヵ月で追加利上げへの説得力が増した」と発言があり 瞬間的にドル買いも、値を戻す場面が見られた。 具体的な9月への言及がなかったところが調整を誘った様子。 しかし、その後フィッシャーFRB副議長が 「8月雇用統計はFOMCの決定に影響。イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」 という発言を行い、一気にドル買いが加速 ドル円は101円台後半まで上昇して、そのまま週の取引を終えている。 まだ招集ではあるものの9月の利上げ期待が一気に回復してきた格好。 今週末の米雇用統計次第では利上げ見通しが大勢になる可能性まであり、 注目を集めている。 【本日の見通し】売りを崩せるか  注目された先週金曜日のイエレンFRB議長講演は、早期利上げに前向きな姿勢を示しつつ、 9月の利上げには具体的な言及をしないという、事前見通しにほぼ沿ったもの。 もっとも、その後フィッシャー副議長が議長の発言は9月の利上げの可能性と整合と発言したことで 一気に利上げ期待が広がって週明けの市場を迎えている。  もっともこの上には実需がらみの売りが並んでおり、簡単に上昇できる水準ではない。 ただ、今週金曜日の雇用統計次第では大きく買いが広がるだけに、上値を意識しながらの展開が続きそう。 101円台後半を中心に、もみ合いながら、上値をトライするタイミングを計る展開か。  注目は21時半のPCEデフレータ。前年比は全体が+0.8%、コアが+1.5%と、ともに6月から下落の見込み。 予想に反して前回並みもしくは上回る結果が出ると、利上げへのハードルが下がってくる。   【本日の戦略】押し目買い  102円台には売りが並んでいるだけにいい水準でポジションをとりたい。 出来るだけ押し目を待って回に回りたいところ。 デイトレは102円手前でいったん売りに回る手も 102円20銭を超えるようだときちんとやめたい。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク ジャクソンホール受けて一気にドル買い