金曜日の海外時間には、イエレンFRB議長がジャクソンホールの講演で「ここ数カ月で利上げの論拠が強まってきた」とされたことや、フィッシャーFRB副議長が9月の利上げと年内2回の利上げの可能性を示唆したことから米長期金利が上昇してドル買いが強まりました。 欧州時間は、ジャクソンホールのシンポジウムでのイエレンFRB議長の講演待ちで各通貨ペアとも小動きとなりました。 NY時間にはいると米長期金利がやや低下したことからドル売りが優勢となって、ドル円は100.20円付近まで下落し、ユーロドルは1.1310付近まで上昇しました。ジャクソンホールでイエレンFRB議長の講演が始まると「ここ数カ月で利上げの論拠が強まってきた」「FRBが目標とする最大雇用と物価安定に米経済は近づいている」と述べたことから米長期金利が上昇しドル買いが強まって、ドル円は100.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.1240台まで下落しました。しかしこういった内容はすでに多くのFOMCメンバーが述べていた内容だったことや、イエレンFRB議長が「実質自然利子率はゼロに近いとの推計もある」と述べたことから米長期金利は反落して、講演開始前の水準を割り込む展開となってドルが売られ、ドル円は100.00円台まで下落し、ユーロドルは1.1340付近まで上昇しました。 その後ややドルが買い戻された状況で、フィッシャーFRB副議長がテレビのインタビューで、9月の利上げと年内2回の利上げの可能性について「本日の(イエレン)議長発言はあなたの質問の両方に『イエス』と答えることと整合的だった」と答えたと報じられたことから急速に米長期金利が上昇し、ドル買いが優勢となって、ドル円は101.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.1180付近まで下落しました。 週明けの東京時間にはいって、日経平均が大きく上昇していることから円売りが優勢となっています。 今日の海外時間には、米・7月個人所得/個人支出、米・7月PCEコア・デフレータの発表が予定されています。 【オンラインセミナー】9月14日(水) FXヂカラ強化セミナー「一目均衡表が使いたくてしょうがなくなる!」 詳細・申し込みは⇒ https://www.fxprime.com/seminar/summary/e160914.html 【会場セミナー】9月10日(土)「FXヂカラ向上プロジェクト2016」 in 神戸 詳細・申し込みは⇒ https://www.fxprime.com/seminar/summary/e160910.html
イエレンFRB議長、フィッシャーFRB副議長発言を受けドル買い
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