ホンダでは最も古くから残る車名を復活させて、販売テコ入れを図る狙いがある

ホンダはかつての人気車「シビック」の国内販売を、2017年度中に本格的に復活させる。ホンダでは最も古くから残る車名を復活させて、販売テコ入れを図る狙いがある。

シビックは2011年に国内での通常販売を終えたが、海外では主力車として販売を続けている。昨年11月に米国で売り出された新型は、1年間で最も優れた車に贈られる「北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。これを日本でも売り出す。まずセダンを投入し、ハッチバックなども販売する可能性がある。生産は国内で行う見通しだ。

ホンダはシビックを、現在輸入車にシェアを奪われているセダン市場に投入し、販売を増やしたい考えだ。かつての人気車の復活で、小型車「フィット」の品質問題などで傷ついたブランド力の再興も担う。

シビックは1972年に初代が発売され、11年3月に販売を中止した。その後スポーツ車の「シビック タイプR」を台数限定で発売したことはあったが、現在は通常販売はしていない。(榊原謙)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース シビック、国内市場に再投入へ 往年の名車、まずセダン