海外FXというと「レバレッジの大きさ」や「ボーナス」など取引スペックだけに目が行ってしまい、ブローカー自体が信頼できる事業者なのかどうかという話がすっかりどこかに飛んでしまうことが多いものですが、やはり信頼できる業者なのかどうかということは取引をする上で極めて重要な要件となるのは言うまでもありません。
そういう意味でも海外でこうしたFX業者が、どのように評価されているのかを知ることは非常に大切なことといえるのです。
この2018年6月XMは欧州地域において2つの大きな賞を受賞することとなり、その業務クオリティが改めて評価されることとなりました。
今回はそんな受賞の話題をご紹介してまいります。
CFI.co・ベスト市場研究&学習賞
まず一つ目はCapital Finance International Magazine (通称CFI.co)によるベスト市場研究&学習賞の受賞です。
このCFIはUKを拠点とするオンラインのビジネス・経済・金融サイトであり雑誌としても発行されており、世界市場のニュース配信やアナリティクスを手掛けています。
今回XMが受賞したものは業界にて卓越した業績を残している会社および個人を対象としており、その選抜にあたってはCFIの読者や購読者、ウエッブサイトへのビジターの投票によって選ばれることから、一般の顧客や投資家のインサイトが十分に発揮されている点が大きな特徴となっています。
業界誌によるなれ合いの賞ではなく、しっかりとした「投資家や業界関係者から評価されている点」は注目に値するものといえます。
とくにUK,ロンドンは金融の聖地ですから、その中で数あるFXブローカーからXMが選ばれるというのはかなり大きなニュースということができます。
World Finance・ベストブローカー、ヨーロッパ賞
もう一つは、UKを中心にオンライン、雑誌等を展開している「World Finance誌」が行っている賞で2016年にもXMは「World Finane100」に選ばれていますが、今回は ベストFXブローカー、ヨーロッパ 賞を受賞することとなったのです。
FXブローカーというのはそのビジネスの性格上、競合他社と比べて傑出したビジネスモデルを提供したり、顧客対応を充実させるというのはなかなか難しいものがあります。
しかし、XMはそうした中でアワードを受賞することになっており、欧州圏でもかなり評判のいい業者であることを改めて認識させられます。
折しもESMA(欧州証券市場監督局)がこの7月末からかなり厳しいFX,CFD業界の規制に乗り出してこようとしている時期だけに、欧州圏で高いクオリティを発揮しているという実績はXMへの信頼を極めて高める材料になっていることは言うまでもありません。
「レバレッジ規制の厳格化」「インセンティブの廃止」「バイナリオプションの全面禁止」「ゼロカットシステムの法制化」など欧州圏でFXやCFDビジネスを行うオンライン業者にとってはかなり厳しい状況がやってこようとしています。
XMはすでにしっかりこうした条件をクリアしており、欧州顧客対応はキプロスアカウント、それ以外の国のトレーダーはセーシェルアカウントに移行させることによって欧州と、欧州圏外のビジネスを区別して事業展開を行っている点も業界内で高い支持を得る材料となっているようです。
国内では店頭FX業者はなかなか評価されない存在
国内に目をやりますと上昇している店頭FX業者というのは、証券業者であることが多く確かに規模は大きくても「FX専業のブローカー」という存在は思いのほか少ないのが現実です。
また、資本金、売上、収益といった企業収益系のスペックは確かに評価されていますが、ビジネスモデルや顧客対応自体の視点でFX業者が評価されるというのは残念ながら皆無に近い状況です。
今後金融庁は各社ごとに「ストレステスト」を強化して破綻に備えた安全性については相当しっかり見極めていくことになるようですが、国内業者が脈々として継続している社内にディーリングデスクを置くきわめて不透明なビジネスモデルについての改定はまったく行われる気配がありません。
欧州圏におけるFXブローカーの評価軸と国内の業者評価軸は、残念ながらかなり異なっていることを感じさせられます。XMはもはや国内のトレーダーがもっとも登録し利用している海外業者の一つとなっています。
金融庁が指摘するようないかがわしく、危ない、信用できない業者といった誹謗中傷に近いイメージ付けとは別に欧州、とりわけ金融にもっとも厳しい英国ロンドンの地で高い評価を得ている点はあらためて注目する必要があるのではないでしょうか。
日本政府はEPAで欧州と、TPPでパンアジア圏の国々と様々な貿易協定を締結していますが、やがてネットビジネスについてもこうした対象国のサービスを正当に評価し受け入れざるを得なくなる時代が来るのはそう遠い話しではなくなりつつあります。
そういう意味でも海外FX業者に対する偏見や間違った評価を改めて、うまく活用することをより積極的に考える時期に差し掛かってきているのではないでしょうか。
今回のXMの2つの受賞を見ると特にそうしたことを強く感じる次第です。