完全失業者は同9万人(4・5%)増えて210万人だった

総務省が30日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は前月より0・1ポイント高い3・1%となり、6カ月ぶりに悪化した。就業者は同12万人(0・2%)減って6464万人。完全失業者は同9万人(4・5%)増えて210万人だった。

完全失業率を男女別でみると、女性は前月と同じ2・7%だったのに対し、男性は前月より0・2ポイント高い3・4%。小売業や卸売業で雇用者の増加がやや鈍化しているという。

厚生労働省が同日発表した有効求人倍率(季節調整値)は1・37倍で、24年10カ月ぶりの高水準だった6月以降3カ月連続で同じ数値となった。求職者数は前月より0・5%増えた一方、求人数は同0・1%減少。いずれも小幅な変動にとどまり、求人倍率は横ばいとなった。


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 完全失業率3.1% 8月、6カ月ぶり悪化