アサヒグループホールディングスが、東欧5カ国のビール事業の買収を検討していることが5日、分かった。対象は英大手SABミラーの事業で、近く売却に向けた入札手続きが始まる。業界では買収額が5千億円規模に上るとされ、アサヒが参加すれば、投資ファンドなども含めた激しい争奪戦が予想される。
売却対象はハンガリーやポーランド、チェコ、スロバキア、ルーマニアのビール事業で、人気ブランド「ピルスナーウルケル」が含まれる。アサヒは日本市場の縮小を背景に、競合他社に比べ出遅れが目立つ海外事業の拡大を急いでいる。
[紹介元] 東京新聞 経済面 東欧のビール事業買収を検討 アサヒ、争奪戦参加か