米欧の不透明感が貿易抑制 0・6ポイント押し下げと世銀

【ワシントン共同】世界銀行は21日、米国や欧州の政策に不透明感が強まっていることが、2016年の世界貿易の伸び率を0・6ポイント押し下げたとする報告書を発表した。16年の伸び率は前年比1・9〜2・5%で、大不況を招いた08年のリーマン・ショック以降の回復過程で最低だった。

世銀は、トランプ政権が環太平洋連携協定(TPP)離脱を決めたことや、カナダやメキシコと結ぶ北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉にも乗り出すことを念頭に「世界貿易は一段と減速する恐れがある」とみている。

[紹介元] 東京新聞 経済面 米欧の不透明感が貿易抑制 0・6ポイント押し下げと世銀