8月26日のNY為替・原油概況

 26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、100円06銭から101円94銭まで上昇し、101円80銭で引けた。イエレン米FRB議長が「利上げの論拠が強まった」と述べたことを受けて、ドル買いが優勢になった。
 ユーロ・ドルは、1.1341ドルから1.1181ドルまで下落。米FRBの年内利上げ観測やECB調査レポートを受けて、ユーロ売り・ドル買いが優勢になった。一方、ユーロ・円は円売りが勝り、113円15銭から114円14銭まで上昇した。
 ポンド・ドルは、1.3279ドルまで上昇後、1.3122ドルまで下落した。ドル・スイスフランは、0.9632フランから0.9793フランまで上昇した。
 26日のNY原油先物は続伸。46.94ドルから48.46ドルまで上昇した。「イエメン軍がサウジアラムコの石油施設にミサイル攻撃」との一部報道、イエレン米FRB議長の緩やかな利上げ発言で一時ドル売りになったことで、原油は買いが強まった。
 その後、サウジアラムコが、「石油・ガス・製油事業は通常通り操業している」と発表。また、米FRBの年内利上げ観測拡大を受けてドル高になったことから、原油は上昇幅を縮小した。米ベーカー・ヒューズ社発表の国内の石油掘削装置(リグ)稼働数は横ばいであった。
【経済指標】
・米・4-6月期GDP改定値:前期比年率+1.1%(予想:+1.1%、速報値:+1.2%)
・米・4-6月期個人消費改定値:前期比年率+4.4%(予想:+4.2%、速報値:+4.2%)
・米・7月卸売在庫:前月比0.0%(予想:+0.1%、6月:+0.2%←+0.3%)
・米・8月ミシガン大消費者信頼感指数確定値:89.8(予想:90.8、速報値:90.4)
・米・8月ミシガン大1年期待インフレ率:2.5%(速報値:2.5%)

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