7月下旬以来、約1カ月ぶりの円安ドル高水準

2日のニューヨーク外国為替市場ではドルを買って円を売る流れが優勢になり、円相場は一時1ドル=104円32銭まで値下がりした。7月下旬以来、約1カ月ぶりの円安ドル高水準。

8月の米雇用統計が市場予想を下回ったため、統計発表の直後はドルを売って円を買う動きが加速し、円相場は一時1ドル=102円80銭に上昇した。しかし、その後は米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に追加利上げを決める可能性が消えたわけではないという警戒感も広がり、一転してドル買い円売りの勢いが優勢になった。

午後5時(日本時間3日午前6時)時点の円相場は、前日の同時刻に比べて76銭円安ドル高となる1ドル=103円94銭~104円04銭だった。(ニューヨーク=畑中徹)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース NY円下落、1カ月ぶり円安水準 一時104円32銭