孫正義社長自身も軸足を海外事業に置いて指揮を執る意向だ

ソフトバンクグループは5日、英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングス買収の最終手続きが完了したと発表した。買収額は日本企業の海外買収案件として過去最大の約3兆3千億円になる。あらゆるものがネットワークにつながる「モノのインターネット(IoT)」社会を見据えて、グループの中核として成長を目指す。

孫正義社長自身も軸足を海外事業に置いて指揮を執る意向だ。新規事業推進室も新設し、社内体制を整備した。

今後5年間でARMの英国の従業員を少なくとも2倍にする考えを表明しており、競争力を上げるために研究開発も加速させる。