【ワシントン共同】トランプ米大統領は3月31日、不公正貿易の是正に向けた二つの大統領令に署名した。日本や中国に狙いを定め、米国が抱える巨額の貿易赤字削減を目指す。トランプ氏は署名前にホワイトハウスで演説し「不公正な貿易相手国は非常に厳しい報いを受ける」と述べ、高関税などを課すことを示唆した。
4月6〜7日の米中首脳会談や18日に開かれる日米経済対話の初会合を前に強硬姿勢を改めて表明した。貿易赤字を減らし、製造業と労働者を守る決意を示すことで、低迷する支持率の回復につなげたい考えだ。日中が一段の市場開放を迫られるのは必至で、日本政府は警戒を強めている。
[紹介元] 東京新聞 経済面 不公正貿易是正へ米大統領令 赤字削減、日中に狙い定め












