ドル円は102円台半ばでの揉み合いを下放れて、102円割れへと下落

 12日のロンドン市場では、リスク回避の動きが支配的。円高とともに、ドル円以外の主要通貨ではドル高の動きが優勢になっている。週明けの欧州株式市場が大幅安となっており、NY原油先物も45ドル割れと軟調。先週末の米国株が大幅安となった流れが継続している。その背景には、市場での米早期利上げへの警戒感がある。

 ドル円は102円台半ばでの揉み合いを下放れて、102円割れへと下落。一時101.86レベルと9月9日以来のドル安・円高水準となった。クロス円も全面安。序盤はリスク動向に敏感な豪ドル円など資源国通貨が売られたが、次第にユーロ円やポンド円にも売りが波及している。豪ドル円は76円台半ば、カナダ円は77円台後半へと下落。ユーロ円は114円台前半、ポンド円は135円台前半へとそれぞれ下値を広げている。

 ドル相場はドル円が下げたほかは、ドル買いが優勢。ロンドンタイムに米長期債利回りが前週末比プラスに転じており、ドル高圧力となったほか、クロス円の下落が対ドルでも各通貨の上値を圧迫している。豪ドル/ドルは0.75ちょうど近辺に下落、ドルカナダは1.31台乗せ。ユーロドルは1.12台前半へと反落。ポンドドルは序盤に下押しも、1.32台での取引に留まっている。

 このあとのNY市場では主要な経済指標発表の予定はないが、ロックハート・アトランタ連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ブレイナードFRB理事などの講演が予定されており、その発言内容が注目されている。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

[紹介元] 為替市場レビュー | Klug クルーク 【東京市場】もみ合い、ドル円は102円台半ば