中国鉄鋼大手の統合を歓迎 鉄連会長、生産削減に期待

日本鉄鋼連盟の進藤孝生会長(新日鉄住金社長)は28日の定例会見で、中国の国有鉄鋼大手2社の経営統合について「基本的に歓迎する。合理化に結び付けて、統合を実のある形で成功させてほしい」と、過剰な生産能力の削減に期待を示した。

鉄鋼業界では中国の過剰生産で国際市況が低迷し、内外の鉄鋼メーカーの業績が大幅に悪化している。鉄鋼生産国が過剰生産問題を協議する「国際フォーラム」の設置が20カ国・地域(G20)首脳会合で決まったことは「迅速で実効性ある議論をしてほしい。(過剰生産問題は)これから正念場だ」と述べ、各国政府に対応の加速を求めた。

[紹介元] 東京新聞 経済面 中国鉄鋼大手の統合を歓迎 鉄連会長、生産削減に期待