※忙しい人のサマリー ドル買い続かず、一転ドル売りに ポンドはしっかり、売られすぎに警戒感 【東京市場】101円台目指す展開 週末にフィッシャーFRB副議長が年内利上げの可能性を示唆したことで、週明けの市場はドル高円安で始まった。ドル円は早朝に100円90銭台まで。 その後利益確定の売りに押されたが、午後に入って再び買いが強まり、朝の高値を超えて100円93銭近辺。 【ロンドン市場】ポンド買い 朝方は東京午後の流れを引き継いでのドル買い円売り。もっとも、その後は利益確定の売りに押され、100円台半ばに値を戻した。 101円手前の売りが厚く、崩しきれずに、短期筋のポジション調整を誘った。 その他、目立ったのはポンドの買い戻し。先週金曜日海外市場でメイ首相によるEU離脱スキーム開始の意向が報じられ、ポンド売りが入った分の調整が進んだ格好に。 【NY市場】ドル売り 東京、ロンドン市場でのドル高の動きが限定的なものにとどまったことで この時間帯は調整の動きが広がった。 目立った材料はなく、短期筋を中心にしたポジション調整の動きが主体。 ポンドはこの時間帯も買い戻しが優勢。直近の売られすぎ感に対する警戒感が出ていた。 【本日の見通し】下値リスク意識 基本的には26日のジャクソンホール会合出のイエレン議長講演までは動きにくい展開。ただ、昨日の円売りトライで101円手前の売りが厚く、頭の重さが確認されたこともあり、短期的には下方向を攻めやすい展開に。 米国の目立った指標発表や要人発言予定はなく、一気に売り込む材料があるわけではないが、頭の重さを意識し、100円割れをトライする可能性は十分にありそう。99円台半ばを割り込むと、売りが加速する可能性があるだけに、要注意。 欧州通貨は夕方のユーロ圏主要国及びユーロ圏全体のPMI(購買担当者景気指数)に注目。ポンド安の影響で輸出動向への警戒感のあるドイツなどのPMIが予想以上に悪化すると、ユーロ売りを誘う可能性も。 【本日の戦略】ドル円は戻り売り 101円の重さを確認できたこともあり、ドル円は戻り売りが基本。100円台半ば近くから売り上がりたい。101円超えで素直にストップ。 デイトレも売りからが基本、100円割れではいったん買い戻しも。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
ドル買い続かず、一転ドル売りに
[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク ドル買い続かず、一転ドル売りに