3月16日以来、約5カ月半ぶりの高い水準だ

2日の東京債券市場で、長期金利の指標となる満期10年の新発国債の流通利回りが上昇(価格は低下)し、一時、前日より0・040%幅高いマイナス0・020%をつけた。3月16日以来、約5カ月半ぶりの高い水準だ。

日本銀行が7月末の金融政策決定会合で、これまでの緩和策を9月の会合で総括的に検証すると発表して以降、金融政策の先行きに不透明感が増して国債を売る動きが進み、長期金利はじりじりと上昇している。市場では「9月の会合をめぐる思惑で、荒い値動きになっている」(大手証券)との声もある。


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 長期金利が上昇 一時、5カ月半ぶりの水準