NY午前は、米早期利上げ観測によるドル買いが優勢となっている。ドル円は7月29日以来の高値102.96円まで上昇。米8月消費者信頼感指数が101.1と、市場予想の97.0を大きく上回り、昨年9月以来の高水準となったこともドル買いを支援。ただ、米10年債利回りが一時1.56%付近まで低下とさえない推移で、米長期金利上昇をともなう本格的なドル買いともいいにくかった。週末の米雇用統計や関連統計を待つムードのなか、ドル買い方向への調整が進んでいる状態といえる。
クロス円も円売り優勢で、ユーロ円は114.77円、ポンド円は134.82円まで上昇。一方でドル買い優勢のなか、ユーロドルは一時1.1136ドルまで水準を下げ、ポンドドルも上値が重く、1.30ドル後半へ下押した。
原油先物が47ドル半ばから46ドル前半へ下落したことから、産油国通貨の加ドルは、ドル高の流れも重しとなり、対ドルで10日以来の加ドル安水準1.3090加ドルまで加ドル売りに。他の資源国通貨も、豪ドル/ドルは2日以来の安値0.7510ドル、NZドル/ドルは0.7214ドルまで下落した。
クロス円ではドル円上昇に連れて、加ドル円は12日以来の高値78.73円、豪ドル円は77.38円、NZドル円は7月29日以来の高値74.31円まで上昇したが伸び悩んだ。
[紹介元] ザイFX! 為替のとれたてニュース ■LDNFIX=米早期利上げ観測を背景としたドル買いが優勢