[東京 1日 ロイター] –
<11:10> ドル103円前半、中国製造業PMIの予想下振れには反応薄
ドルは103.17円付近。
中国で発表された財新の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0となった。前月の50.6から小幅に低下。予想の50.1も下回ったが、相場の反応は限定的だった。市場では「今回とりあえず50を割れなかったのは一安心。元の切り下げに対する懸念も少しずつ和らいできている」(国内金融機関)との声が出ていた。
7月分は、景況改善と悪化の分かれ目となる50を2015年2月以来17カ月ぶりに上回っていた。
<09:28> ドル/円じり安、中国経済指標が無難なら雇用統計待ちに
ドルは103.23円付近。特段の材料がないなかで、早朝の高値103.43円付近からじりじり値を下げ、一時103.17円まで下押しされた。
この後、中国の経済指標が発表されるが、最近は材料視されないことが多いといい、「無難な数字であれば、あすの雇用統計待ちのムードになっていきそう」(国内金融機関)との声が出ていた。
<08:48> ドル103円前半、米雇用統計への期待で底堅い
ドルは103.34円付近。あす発表の米雇用統計に期待が高まっており、底堅さが意識されている。
前日海外時間、ドルは103.54円まで買い進まれ、7月29日以来約1カ月ぶりの高値圏に上昇した。雇用統計の前哨戦とされるADP全米雇用報告で8月の民間雇用者数が予想を上回り、7月分も上方修正されたことが背景。
フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長が8月分の雇用統計が利上げの決定を左右する可能性があるとの見方を示したことで、いつにも増して雇用統計に対する注目が高まっている。ロイターがまとめた市場予想では、非農業部門雇用者数は18万人増。「増加が20万人を超えてくれば9月利上げは決まりというムードになりそうだが、16─19万人になった時の動き方が難しい」(国内金融機関)との声が出ていた。
<08:01> ドル102.70─103.90円の見通し、米・中の経済指標などに関心
ドル/円は103.33円付近、ユーロ/ドルは1.1160ドル付近、ユーロ/円は115.32円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が102.70―103.90円、ユーロ/ドルが1.1100─1.1210ドル、ユーロ/円が114.70―115.90円とみられている。
きょうのドル/円は各国の経済指標を見極めながら方向を探る展開になるとみられる。アジア時間は中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)やオーストラリアの小売売上高、海外時間は米国で新規失業保険申請件数、ISM製造業景気指数(ISM)などが発表される。特に米国のISM製造業景気指数は注目で、良い内容がでてくれば米国の9月利上げ期待がいっそう高まりそうだという。
米株安や原油安などがリスク回避ムードを強めれば、米雇用統計前に利食いや調整のドル売りが出やすくなるとみられる。ただ、市場では「調整をこなしながらじりじり上がってきたので、よほどリスク回避にならなければ103円台は維持できそう」(国内金融機関)との声も出ていた。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
クロス円レート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(RTFX)
スポットレート(日銀公表)
[紹介元] ロイター 外国為替ニュース 〔マーケットアイ〕外為:ドル103円前半、中国製造業PMIの予想下振れには反応薄