イエレン議長講演待ち

※忙しい人のサマリー イエレン議長講演待ち 主要通貨動意薄い。ユーロややしっかりも、大台超えきれず ドル円100円台半ばもみ合い 【東京市場】狭いレンジで動意なく  ジャクソンホール会合を控えて、目立った動意が見られず。 ドル円は100円近辺のしっかりさを意識して、短期的な買い戻しが入り 100円台半ばまで値を戻したものの、そこから買い上げるだけの勢いは見られず。 その他通貨ももみ合いに。 【ロンドン市場】ややユーロ買いポンド売り  基本的には様子見ムードの中、ややユーロ買いポンド売りの動き。 材料が入ったわけではなく。ポジション調整主体。 材料的には独Ifoが弱く、英CPI流通調査が強めと、逆の中身であったが 反応は鈍かった。 ドル円は狭いレンジでの取引が続いた。 【NY市場】東京からのレンジの中での取引  狭いレンジでの取引が続いた。イエレン議長公演待ちの流れで 上下ともに同意なし。 ロンドン市場で買いがやや優勢となったユーロは 対ドルで1.13をトライも、回復しきれず。 【本日の見通し】イエレン議長講演次第  本日23時に、イエレンFRB議長が、ワイオミング州ジャクソンホールで行われている カンザスシティ連銀主催の年次金融政策フォーラムにおいて講演を行う。 金融政策動向についての言及がある見込みで、市場は9月の利上げに向けての示唆があるかどうかに注目している。 フィッシャーFRB副議長、ダドリ―NY連銀総裁などがここにきて早期の利上げに言及しているだけに、 期待感が広がっている。 もっとも、議長の姿勢はもともと慎重なだけに、年内の利上げについての言及があったとしても 9月の利上げについては触れない可能性も高い。 早期利上げ期待が強まればドル買い、中でも9月の利上げ期待が強まれば大きくドル買い。 利上げへの示唆がなかったり、市場の期待より弱かった場合は、ドル売り。 このところ動きが鈍かっただけに、1円以上の大きな動きが期待されるところ。  講演まではやりにくさが強い。前日の米耐久財受注の強さもあり、少ししっかりとなっているが、基本的には様子見か。 講演内容次第で上下ともに大きく動く可能性があるだけに、事前の動きには慎重にならざるを得ない面も。 【本日の戦略】講演次第  イエレン議長講演まではやりにくい。 基本的にポジションをなくすもしくは軽くして、講演に備える格好か。 市場の見方が分かれているだけに、講演内容には素直に反応したいところで 特に慎重姿勢が目立ったとき、100円割れで週の取引を終えると 来週はかなり円高に。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク イエレン議長講演待ち