三菱重工など、仏原子力大手に出資検討 再建を支援

三菱重工業と日本原燃(青森県六ケ所村)が、経営再建中の仏原子力大手アレバに数百億円ほどの出資を検討していることがわかった。アレバが核燃料の加工や再処理、廃炉など主要な事業を切り離してつくる新会社に出資し、再建を支援しながら高い技術を持つアレバとの協力関係を深める考えだ。

東京電力福島第一原発事故後、アレバは世界で原発新造が鈍ったことや、フィンランドでの大型原子炉の建設工事が難航したことなどで業績が悪化。原子炉製造の子会社「アレバNP」を仏電力公社(EDF)に売るほか、主要事業を新会社に移し、来年の早い時期をめどに仏政府や外部の企業から出資を得る再建計画をつくった。

新会社の株式の67%以上は仏政府が持つことになっている。三菱重工と原燃も数百億円を出して計10%程度を持つ方向だ。ほかに中国企業なども出資に前向きとされる。

三菱重工は、アレバと中型原子炉「アトメア」の開発で提携関係にあり、アレバNPへの出資も別途交渉中だ。新興国を中心とした原発輸出、核燃料の再処理や廃炉での協力も進める狙いがあるとみられる。


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 三菱重工など、仏原子力大手に出資検討 再建を支援