1年後の物価予想が低下するのは5四半期連続

日本銀行が4日発表した9月の企業の物価見通しによると、1年後の物価上昇見通しの平均は0・6%で、前回6月の調査から0・1ポイント下がった。1年後の物価予想が低下するのは5四半期連続。円高の進行や賃金の伸び鈍化で、物価が上がりにくくなるとの見方が経営者の間で強まったとみられる。

日銀は3カ月ごとの全国企業短期経済観測調査(短観)にあわせて、企業の物価予想を調べている。3年後の見通しは1・0%、5年後も1・0%で、いずれも前回より0・1ポイント減だった。


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 企業の物価上昇予想0.6% 5四半期連続の低下