長方形が主流の写真プリントに、「スクエア(正方形)」の波が来ている

長方形が主流の写真プリントに、「スクエア(正方形)」の波が来ている。正方形での写真投稿を標準とする写真共有SNS「インスタグラム」の普及で、若者を中心に正方形で写真を撮ったり、プリントしたりする人が増え、関連サービスが続々と登場している。

富士フイルムが19日に発表したインスタントカメラ「チェキ」の新製品は、写真サイズが6・2センチ四方の正方形サイズを初めて採用した。すぐに写真が出る手軽さから結婚式やアウトドアなどで活躍し、世界で累計2500万台を出荷した人気製品だが、「SNS投稿で慣れている正方形で撮りたい」という若者のニーズに応えた。

同社によると、若者が写真を撮る主な理由はSNSへの投稿だ。正方形の写真は縦長や横長に比べ、きれいに配置しやすいのが魅力で、スマホの機能やアプリを使って正方形の写真を撮影するのが流行している。

こうした写真を印刷する際、横長の「L判」など従来のサイズでは余白ができてしまうため、街の写真店でも対応を始めている。

同社は2013年から、プリントサービスに約9センチ四方の「ましかくプリント」を加えた。同社が運営する東京・原宿の「ワンダーフォトショップ」では、昨年比2倍の勢いで正方形が増え、プリント全体の2割強を占めるという。

広報担当者は「スマホの普及で…


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 写真プリントは正方形でしょ 「インスタ」人気で新商品