昨年10月に不適切な融資が発覚した後、調査を進めていた第三者委員会が報告した

商工中金は25日、金融危機や自然災害などで業績が悪化した企業に運転資金を貸し出す国の制度融資を巡り、書類を書き換えるなどの不正行為が816件あったと発表した。昨年10月に不適切な融資が発覚した後、調査を進めていた第三者委員会が報告した。

調査によると、不正行為があったと判定された口座は760口座に上った。このうち本来なら融資条件を満たしておらず、書き換えなどの不正がなければ実行されなかったはずのものが348口座あり、不適切な融資額の合計は約198億円に達した。

また池袋支店では、不正を隠そうとした隠蔽行為も確認された。

[紹介元] 東京新聞 経済面 商工中金、不正行為は816件 第三者委が報告