※忙しい人のサマリー 市場も夏休みムード 100円台トライの場面も、そこからの売りは見られず GDPの弱さで追加緩和期待強まるも限定的 【東京市場】もみあい お盆休みで市場も休場ムード。 ドル円は101円台前半で推移。 売り優勢で始まった日経が値を戻す中で買いが入ったが 101円台半ばを付けきれずという程度。 朝のGDPの弱さで追加緩和期待が強まったが、 円売りの影響は限定的に。 【ロンドン市場】やや頭に重さ 朝方やや売りが入り、ドル円は100円台まで 東京市場での101円台半ばの重さが嫌気されて、短期筋などから売りが出ていた。 もっとも、100円台を突っ込んで売る勢いは見られず その後は100円ばさみ。 【NY市場】方向感なく 100円台を突っ込む場面も見られたが、勢いは見られず。 指標への反応も鈍く、市場は様子見ムードに。 その後101円台を回復した。 基本的に参加者が少なく、盛り上がりに欠けた。 【本日の見通し】海外市場で材料目白押し 本日は英国のCPI、ドイツZEW景況感指数、米CPI、住宅着工、鉱工業生産など比較的注目度の高い指標が目白押しとなっている。 特に注目は英米のCPI。7月の英CPIはブレグジットの影響を反映した最初の発表となる。経済状況の変化の物価への反映はある程度時間がかかるため、今回は大きな影響があるとはみなされておらず、予想は前月比、前年比とも前回と同水準。ただ、ポンド安の影響が早めに出て物価上昇が目立っているようだと、今年この後予定される追加緩和への足かせとなり、ポンド買いの影響が出る。 利上げに向けて物価情勢にも注目が集まる米CPIもコア部分は前月比・前年比とも前回と同水準。予想を超えてくると年内利上げ期待を後押ししてくる可能性も。 もっとも、こうした指標結果による反応は限定的なものにとどまる可能性が高い。日本はお盆明けとなるが、海外勢がサマーバケーションシーズンであり、参加者が少ない分、動きにくさがある。 ドル円は101円台前半を中心にしたレンジ取引が基本となるか。 【本日の戦略】レンジ取引を基本に レンジ取引への意識を基本路線に、無理をせず取引したいところ。 但し、下方向へのリスクはまだ残っている。買いポジションをあまり長く保持し続けないようにしたい。 デイトレは売りから、スウィングは101円台半ばあたりから売り上がりも。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
市場も夏休みムード

[紹介元] 山岡和雅の視点 | Klug クルーク 市場も夏休みムード