法人税収の低迷が主因で、15年度実績の56兆2854億円を下回る

政府が2016年度の税収見通しを約57兆6千億円から1兆9千億円程度減額し、55兆7千億円前後とする方向で調整に入ったことが6日、分かった。法人税収の低迷が主因で、15年度実績の56兆2854億円を下回る。税収が前年度実績を下回るのはリーマン・ショック後の09年度以来、7年ぶり。

政府は月内に編成する16年度第3次補正予算案で減額幅と同程度の赤字国債を追加発行し、財源不足を補うことを検討する。安倍政権は税収の伸びを「アベノミクスの果実」としており、税収の頭打ちで野党からはアベノミクスの失敗と追及される可能性もある。

[紹介元] 東京新聞 経済面 本年度税収1・9兆円減額で調整 法人税下振れで