1日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台後半で取引された。トランプ米大統領のドル高けん制発言を受け、比較的安全な資産とされる円を買う動きが先行した。
午前10時現在は、前日比61銭円高ドル安の1ドル=112円91〜92銭。ユーロは44銭円安ユーロ高の1ユーロ=121円90〜94銭。
トランプ大統領が日本と中国を名指しして「(為替政策で)米国を出し抜いている」と述べ、両国が自国通貨安への誘導を行っていると批判。米国が保護主義を強め、世界経済の減速を招くとの懸念から、ドルを売って円を買う動きが優勢となった。
[紹介元] 東京新聞 経済面 東京円、112円台後半 トランプ発言で円高進む