千葉県市原市の山倉貯水池に建設中の水上メガソーラー発電所もその一つだ

太陽光発電の事業用地として今、日本各地の水面が注目されている。千葉県市原市の山倉貯水池に建設中の水上メガソーラー発電所もその一つだ。約18万平方メートルの水面に幅1・7メートル長さ1メートルほどのパネル5万枚以上が、浮かべられる。

建設する京セラTCLソーラー社によると、来年度の稼働後は1600万キロワット時を発電し、約5千世帯分の年間消費量に相当する電力をまかなう。中国・安徽省に次ぐ世界最大規模の水上太陽光発電で、工業用水となる水の蒸発や藻の発生も抑えられる上、年間8千トン以上の温室効果ガスの削減も見込まれる。水質は変化しないという。

3日には地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」の発効が米中の協調によってほぼ確実になった。協定が目指すのは「今世紀後半に温室効果ガスの実質排出ゼロ」だ。(鬼室黎)


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 水上メガソーラー、貯水池にぷかり 電力5千世帯分賄う