安定した資産として国債の人気は高く、長期金利が低下しやすい

28日の東京債券市場で、長期金利の指標となる満期10年の新発国債の流通利回りが一時、前日終値より0・010%幅低い(国債は値上がり)マイナス0・090%をつけた。約1カ月ぶりの低水準。日本銀行が長期金利目標を「ゼロ%程度」とする新政策を決めた21日以降、低下傾向が続いている。

安定した資産として国債の人気は高く、長期金利が低下しやすい。日銀の目標の「ゼロ%程度」がどの程度のマイナス幅まで含まれるかが不明確なことも金利低下につながっている。他の国債も、満期2年物と5年物は一時、それぞれ約2カ月ぶりの低水準となった。


[紹介元] 朝日新聞 経済ニュース 長期金利マイナス0.090% 1カ月ぶり低水準