経済界、トランプ氏発言に警戒感 円高で輸出悪化も

トランプ米大統領が日本の為替政策を巡り、円相場を安値に誘導していると批判したことに対し、日本の経済界では1日、輸出産業を中心に業績悪化などへの警戒感が広がった。

自動車大手の幹部はトランプ氏の言動について「どう収益に関わってくるのか現時点ではよく分からないが、円高が進むと厳しい」と指摘した。

鉄鋼大手の関係者は「自動車など輸出企業の活動が鈍れば鉄鋼需要が落ち込んでしまう」と懸念を示した。別の鉄鋼大手の関係者は、日銀の金融政策が円安誘導につながっているとの見方に「これまで金融政策は物価上昇が目標だと理解されていた」と強調。

[紹介元] 東京新聞 経済面 経済界、トランプ氏発言に警戒感 円高で輸出悪化も